就職するなら環境もよく考えて!IT系企業の実態
ITバブルは、もうずいぶん過去のものとなってしまいましたが、筆者はその頃、就職活動をしていたので、ITの会社も受けました。IT系企業は、若者が多く、社内の平均年齢が30代とものすごく若いのでした。そのことも意味も知らず、筆者は、ただ高い報酬が得られるからという理由で、IT系企業の面接を受けたことがありました。すると、面接では「語学系の専攻だったのに、なぜIT系の専攻に変えるのか」という質問があって、筆者はそれに答えられませんでした。まさか、「ただ報酬がいいから」とは言えません。それに、IT系企業がどのような働き方をしているのかということも、筆者はよくわかっていなかったようです。その会社以外にも、IT系の企業を受けましたが、もうひとつの会社は、行ってみると、もうもうとタバコの煙が充満する狭いオフィスだったので、それを見た瞬間、「ここでは到底働けないや」と思い、踵を返してしまいました。今から考えると、ずいぶん失礼ではありますが、やはり、ベンチャー系の雰囲気に筆者は合わないのかもしれないと、漠然と考えました。会社をいろいろと回るごとに、さまざまな会社があるものだと筆者は思い始めました。そして、結局は、個別塾の講師になるのですが、そこは、たくさんの雇われ講師がいて、飲み会などもあり、筆者はなかなか楽しみながら勤めることができたのでした。今から思えば、報酬がいいというだけで、IT企業に就職しなくてよかったと思います。